老後の住宅は? ― 改修するのか住み替えるのかと話題になっていますね。
- takashi ito
- 7月8日
- 読了時間: 2分
1 老後とはいつからのこと?
子供たちが巣立ち、両親を送り、夫婦2人となった状態と考えると、「一区切り」した
時ということであり、特に何歳ということはありません。
2 この問題は戸建てでもマンションで同じ。
長い時間過ごした家は現状に対応しきれていないといえます。
また、家族が多いときに建築した家は、家族構成の変化と共に見直しが求められます。
主な家の手直しは次のようなことでしょうか。
① 使い勝手が悪いから直すこと…リノベーション
② きれいにしたいから直すこと…リフォーム
③ 使えないから直すこと…エレベーター設置
④ 空間的に広いこと → 減築
⑤ 使っていない2階、離れの有効利用 → 賃貸(間貸し)
3 また、思い切って住み替えるということもいいかもしれませんが、住環境の変化は身体
にも心にもかなりのストレスとなります。
よくお聞きするのが、
① 雑草退治ができないからマンションに住みたい
=しかし、土や外気に触れる機会がなくなります。
コンクリートの壁に四方囲まれて気持ち良く生きられますか。
② 町会役員や近所付き合いが面倒だからマンションに移る
=町会の役員をしないことは楽になり良いことでしょうが、
顔見知りが全くいないところでは疎外感を味わうこともあります。
③ 高齢者施設へ入所するなど。
4 いずれにせよ住環境は非常に重要なことですから、くれぐれも慎重に考慮したいこ
です。
5 「リバースモーゲージ」が近年とみに喧伝されていますが、当事務所でもお客様の行
く末不安解消のため、検討したことがあります。
しかし、上記の住み替え問題以外の予想していない事態が起き、止めることをお勧め
しました。
リバースモーゲージ以外のリノベーション、リフォーム、減築、賃貸に出すなど多様
な選択肢がありますので、先にそちらを検討されることをお勧め致します。
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